死生観と一服

第62話　死生観と一服

皆さんこんにちは。
Ippukuboxの中の人、藤田です。

3月11日に記事を書いています。
きっと日本人ならこの日が、生乾きの傷跡になってない人はいないんじゃないでしょうか。

僕は10年前のこの日、大学の春休みだったか何だったかの休みで地元の福井県に帰っており、当時の彼女と遊んでいました。
家に帰ってきたらニュースは大変なことになっていて、9.11の時みたく「映画か？」というような映像が流れていたのが衝撃的でした。

ただ、当時20歳そこそこの自分には想像力が足りていなかった。

揺れや津波の恐怖、放射能の怖さも岐阜で大学生をしていた自分には重すぎたのか、単にバカだったのか、自分事にはせずに小銭を募金箱に投げ入れるのみで何も動けなかった。

あの時何も東北のために動かなかった後悔は心に残っていて、いまだに当時のドキュメンタリーを見るたびじんわり心が痛い傷になっています。

次何かあったら動きたいと思ってた時に起きた感染症の拡大。それも何もできず、ステイホームしているだけ。

2020年4月以降、時間だけはあったので色々となんで生かされているのか？みたいなことを考えてました。そのことを少し言語化したいと思っているので、今回は死生観、というテーマで記事を書いてみようかと思います。（ちょっと暗いですが病んでないですよ！笑）

なんで、生かされて、いるのか

結論、「生きる意味はないけど生きる目的はある」というのが僕の死生観です。

飼っているメダカとか、巷を騒がせているウイルスも、生きているだけで自分の命に意味がある！なんてことを考えず、「ただ生きて、ただ死ぬだけ」な気がしています。

人間だけが知能が発達しているので生きる意味、みたいなものを考えて様な気がするのですが、基本そんな意味は無いと僕は思っていて。「生きて死ぬだけ」だなと。

生きる意味みたいなものを定めてあると、それができなくなったときに苦しくなり、意味から外れた「意味はないけど楽しいこと」はできなくなっちゃうと思うんです。

ただ、意味はないけど「どうせなら楽しく生きたい」といった目的はあるので、柔軟に（自己中に？）目の前にある楽しいことに一生懸命飛びついていけばいいんじゃない？というのが私の価値観です。

僕の場合は家族や友人に時間を使ったり、楽しい世の中になることに紐づいた仕事ができる、ってことの優先順位が高いです。なので、細かく何をしているかは問題じゃなく、その2つに準じた行動だったらなんでもOK、みたいな感じです。

あと、生きる意味はないので自分の代わりなんていくらでもいる。

位に思っているフシが私にはあって笑

スティーブジョブズがいなくなってもアップルの売り上げは伸びているし、我が家は私が2歳の時から父親がいませんが、息子（私）は罪も犯さずに何とか社会人をやれていると笑

重要そうな人でも、いなくなったところで代替できると思っていたりするんですよね。

（代わりは効くけど残された人は苦労すると思うので、急に消えない努力はします笑）

だから、いい意味で「かくあるべし！」みたいなものとは無縁に自己中に柔軟に生きていけばいいんじゃないかい？と思っています。目的に向かって一生懸命であれば。

感染症のおかげで物事がうまくいかないことや、急に裏切られることも我々は経験してきたわけで。

1つのことを突き詰める生き方もかっこいいけど、柔軟に生き方を変えられる方が逃げ場もあるし、楽しいし、今の時代を生きやすいんじゃないかと思う次第です。

こんなことも、一服しながらボーと考えていたりします笑

ではまた。

to be continued…