こんにちは。
春の暖かさを感じる日が増えてきたこの頃。
高橋工芸では五月人形関連製品のシーズンを迎えています。
そこで今回は、人形の収納箱の塗り工程のご紹介をしていきたいと思います。
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/01/item_13_1200_02-959x720.jpg)
赤と黒の柄がきれいな収納箱。こちらの塗装は「根来(ねごろ)塗り」と呼ばれます。
一つ一つ塗装を削って柄を出しているので、同じ柄のものは一つもありません。全て一点ものです。
根来塗り
1 木地
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/03/kiji_1_s-1086x720.jpg)
箱は木製(MDF材)の木箱です。こちらの木箱に塗装をしていきます。
塗る前の処理として塗料の乗りをよくするために、角や木口をみがき滑らかにします。
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/03/kiji_2_s-1087x720.jpg)
2 下地塗装(1回目)
塗料は乾燥する際に痩せるので薄く塗りすぎると木地が見えてしまうことがあります。
逆に厚過ぎると乾燥中に液だれしてきてしまうので、厚過ぎず、薄過ぎず、職人の目で見極めながら塗ります。
3 下地研ぎ(1回目)
下地を乾燥させた後サンドペーパーで研ぎます。
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/03/shitaji_1_s-1087x720.jpg)
4 下地塗装(2回目)
耐久性を持たせるために2回に分けて塗り、塗膜を厚くします。
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/03/shitaji_2_s-1088x720.jpg)
5 下地研ぎ(2回目)
![](https://o-takahashikogei.com/wp-content/uploads/2020/03/shitajitogi_1_s-1-1087x720.jpg)
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